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===tigerの裁判傍聴記===

ここでは、私が過去に趣味の一環である裁判傍聴で実際に
傍聴した裁判を書かせていただきます。

①不正薬物使用による傷害致死罪」

男は50台のヨレヨレで理屈っぽい男。
薬とかに異常に詳しいうえに外人売春婦と
遊ぶのが好きな男だ。もう4年も東京地裁で
やっている。
カーシーという女性が変死したらしく監察医の
報告で体内からきつい度数のアルコールと
違法薬物が見つかった。

男の弁護人は8人もいた。
最初の1時間半はベテラン3人が被告人への
質問をした。
時折裁判長に注意されるも慣れたものだった。
しかし、後半1番目に多分25,6歳ぐらいの
ひょろっとした細い弁護士。
質問の度に検察に”意義あり!”とか裁判長に、
”それは先週もやったでしょうとか、この場は
被告人への質問の場であり検察に意見を求める
場ではないんですよ”と怒られてかわいそうだった。
今日は40席満員で若い女性も半分位いる中で
大恥をかいてしまったようだ。
しどろもどろになって前に座ってたベテランが一言
・二言言って場をおさめてたいた。

彼のあとはまた、ベテランでした。
一度裁判長に怒られるも慣れたものである。
”はい。はい。すんませんね。質問変えます。”
とかってやはり経験数で違うもんだと感じた。

若い弁護士も、ナメラレたくないと思ったのか、
自分の後は腕を組んで一人前の弁護士の態度を
とっていたが、最後の閉廷前に、裁判長が、ベテランの
弁護士に、”次回も彼の被疑者への質問はありますか?”
と尋ねていました。
”あります”とベテランが答えると、裁判長が、”ならば、
少し彼をフォローしてあげてください。今日の状況では
弁護になりません。
事前に彼ときちんと打ち合わせをしてきて下さい。”
と言った。
そして裁判長は、若い弁護士に”○○さん、いいですね?               わかりましたか?”
というと腕組みをして、”はい”と小声で目を合わさずに返事               したもんだから大変。
一瞬隣の弁護士が、肘で彼をつついて注意した。
でも時既に遅し。
裁判長は、”これは裁判なんですよ。
君の未熟な弁護に私は怒りを抑えてるんですよ。真剣に
考えなさい! 次回同じ事をなされたら法○○条の規程
によりあなたを退廷させます。”と怒られていた。

検察官は苦笑いしてたし、傍聴人全員の前で説教されて                顔が真っ赤になってた。
かわいそうに今日は悔しさで眠れないであろう。

「②不当解雇訴訟」
抽選でした。定員52名のところ112名が集まり
パソコンで抽選されて当選番号がボードに載ります。
私はギリギリに行ったから108番。だが奇跡的に当選。
一つ前でも後ろでもハズレだった。
ラッキーと思ったら、何と訴えられてるのは私の会社の
親会社だった(本社)。
7,8年前に大リストラを実施したときに解雇された人達が
訴えて2年半になる裁判でした。
なのに、今日は、原告と弁護士が一言言って、裁判長が、
"色々互いの資料も揃ってきましたが双方が一致しない為
判決は来年早々に。また、それまでに審理を一度実施します
では、今日はこれで閉廷します。”と言って10分で終わった。
皆、文句タラタラ。しかしここは裁判所。
駅で電車のダイヤが乱れて駅員に文句言うのとは訳が違う。
おとなしく退廷するしかなかった。

はっきり言って時間の無駄。こんな裁判を抽選式にすんじゃ
ねえ。と頭にきました。

「③監禁傷害強要」
第一回の公判のため詳しく事件の詳細がわかりました。
被告は2人で24歳の若者。一人は気が荒そうな岩本被告。              一人は真面目そうな男で佐々木被告。
今年3月に、車からゴミを投げつけてきた相手の車の若者
ら(2人)と岩本被告がまず口論。 
腕力に自信がある岩本被告が、ゴミを投げてきた男を車
から引きずりおろし暴行。
佐々木被告は、携帯で仲間3人を電話で呼び出した。
3人が駆けつけて、5人になり、相手側の人間2人に軽く
暴行し5人で2人を抑えて自分らの車に乗せ、3時間監禁。
"言うこと聞かないと山の中で死体になっちゃうよ”などと
脅して相手を逃げられないような気持ちにさせた。
その後、消費者金融で被害者2人に金を借りさせ開放した。
被告らは金だけを奪い逃げた。

主犯は岩本。傍聴には家族もきていない。
一方の佐々木被告は、”自分は暴力はふるってない。
止められなかった自分がいけなかった”と主張。
岩本も佐々木をかばって、”佐々木は見ていただけで
何もしてない”と言っている。

けど、気弱な佐々木被告も、経歴は、高校中退、バイトや
パチンコ屋の店員、を経て現在無職。
真面目そうだが気が弱いのか社会で生きていけないのか。
母親と姉と兄夫婦が傍聴にきていた。
母親は証人として、色々喋っていたが、どうも自分は納得
できない。
うちの息子がそんなことするわけないと主張しているだけに
聞こえた。
岩本被告の尋問が終わり岩本被告退廷後は、”岩本のよう
な人間とは今後縁を切るよう息子を説得します。
息子は被害者です”と述べた。

だが、裁判長と検察は、”最初に岩本と相手が1対1で喧嘩
になり、相手側の一人も加担してきた時に警察を呼ぶとか、
仲裁に入るのではなく息子さんは仲間を呼んだんですよ。
おまけに車に乗せる際に一緒になって相手を抑えて車に
押し込んだんですよ。金融会社から金を借りさせようという
悪知恵も息子さんなんですよ!殴ってはいないが、
共犯に等しい!そのような証言を続けるなら証人を降りて
いただきますよ!下がりなさい!”と一喝。

そこで12時となり閉廷となった。岩本被告に全て罪をなすり
つけようとする佐々木被告の家族が気に入らない裁判だった             日時の都合で次回公判が聞けないのが残念。

「④住居侵入・窃盗・強姦」
名前は忘れたがA被告22歳。顔もはっきり見える。
だが、ふてぶてしい態度で入ってきて、検察や弁護士の
尋問にも、1,2分考えてから物を言う。
都合の悪いことは覚えていないという。
これだけ反省の色がない被告は初めて見ました。
被告の確かに生い立ちは複雑。
小1の頃両親が離婚。
親権は母親で、父親はその後、あっけなく姿を消した。
母親もその後、男を作って逃げ被告は施設に預けられた。
中2、中3で傷害事件を起こし、家裁から鑑別所へ。
そこで反省して高校進学を望むが母親が引き取りを拒否。
高校進学を断念した。
その後、2年間は建築会社で土方をやってたが同僚と喧嘩
になり辞めた。
その後は、日雇いバイトや通常バイト、金が無くなる窃盗・
ひったくりを行っていた。
そしてついに7回目の窃盗で逮捕。少年院へ。
20歳で出てくるも就職先も頼る人もなく、今度は窃盗に加え
恐喝までもやらかすようなってしまった。

そして今回、ワンルームマンションでオートロックで家賃も
高そうでいかにも女性が一人で住んでいそうなマンション
を見つけた。
そこで、昨年12月に深夜帰宅でウォークマンを聞きながら
歩く女性を見つけ後をつけた。
すると偶然にも女性は目をつけていたマンションに入って
行こうとした。
女性はウォークマンを聞いているので後ろの被告の足音や
気配に気付かなかったのだろう。
被害者女性のマンションは大通りから一本裏に入った所で、
深夜12:00以降はあまり人は通らないそうだ。
オートロックの前で、雑巾で口をふさぎ、果物ナイフを目の前              に押し付けて、"言うこと聞かねえと失明させるぞ”
と脅し、マンションの部屋まで行けと指示。

彼女は3階に住んでいて、犯人は目立たないようエレベータ              ではなく階段で被害者と3階まで行った。
彼女の部屋が階段から遠いところなら誰かに見つけてもらえ             たのかもしれないが、階段トビラを出てすぐ前の部屋だった。
鍵を開けさせ、まんまと忍び込んだ。
金品や現金を盗み、その後、彼女を強姦した
強姦後も、彼女の写真を撮り、”誰かに話したら裸の写真を
ばらまくまらな”と言って脅し、去ったらしい。
女性は、会社に写真が送られてくるのではとか、飲み会で
男性と少し腕が触れただけで事件を思い出し、恐怖を感じた
り、妊娠してしまうのでは?などという精神的苦痛で会社を
辞めてしまったそうだ。  

そして証人(被害者女性26歳)。女性は事件が強姦のため、              動くついたてを係員が作り囲って、被告や傍聴人には顔が
見えないよう配慮している。
そして、色々質疑や意見陳述を述べた。
”私の、この傷は一生癒えない。
町で被告と似た顔の人を見るだけで気分が悪くなります。”
と涙ながらに述べた。

しかし、犯人の弁護士は、”違う住人の部屋を自分の鍵で
開けようとして隣人に気付いてもらって助けを求めようとか
考えませんでしたか?”と意地悪な尋問。

女性は、”そんな余裕ありません。目にナイフを突きつけられ              て失明させるぞって言われたんですよ。どれだけ怖かった
かわかりますか?と涙声で訴えた。

女性は、”被告から2度も手紙での謝罪文を弁護士さんを
通じて送られてきました。
二度とこのような事はしないと書いてありました。
しかし、二度どころか一度だってこんなことをしてはならない
のです。
手紙を送られてもあの時の事を思い出すだけで不愉快です。
家庭環境に問題があったようですが、世の中の施設で育っ
人は皆同じことをしていますか?
又、裁判を起こす際、金銭面の都合で事実を両親に伝える
時の私の気持ちなどわかりますか?
よって、彼には人間的に完全に生まれ変わるまで服役して               もらいたいです”と強く訴えた。

そこで、女性も退廷し終了。
だが、被告は結局、女性が文面を読んでる間も下を向いて
るだけ。
退廷する時も、イカリ肩でガニマタ風にふてぶてしく歩いて
去っていきました。
両親に捨てられ、親しい友達もおらず、職につけば問題を
起こしクビになる。バイトもすぐ先輩と口論になり3ヶ月以上
続いたことがないそうだ。
22歳という年齢から自暴自棄になっている気がする。
心のケアから取り組まないと出所してもすぐまた再犯の
可能性があるなと自分は感じました。

この裁判も次回公判が聞けず残念です。 

「⑤未成年淫行・強姦・恐喝」
(1)これも忘れたが24歳男性A被告。
被害者はなんと現在13歳の中学2年生。
事件当時は中学1年生だった。
証人(被害女児)は勿論その13歳の子。
ついたてで隠されているので顔はわからない。
 
証言によると、被害女児は、ある日友人2人と出会い系
サイトで知り合った男性2人と待ち合わせをしていた。
新宿にて11月のある日曜日の13:00の事。
そこで待ち合わせをして、まずはカラオケに行った。
男たちは22歳。ホストだそうだ。
そこで、彼らは彼女の年齢を聞いてびっくり。
へえ~。大人っぽいねえ。と言ったそうだ。

1時間後、男の一人が誰かに電話をしたそうだ。
”今、すごい若い子と飲んでるんすけど来ないっすか?と。
するとA被告が現れた。

A被告は、女児3人に架空の会社の名刺を見せ会社員
と名乗った。
だが実際は、前科があり、刑務所から出所した直後の
暴力団員だった。
見た目は、短髪で細身。一見暴力団員には見えない。

その後、14:00頃から17:00までカラオケをしたそうだ。
驚いたのは全員酒を飲んで唄っていたことだ。
飲みすぎた被害者の子が少し酔って気持ち悪くなり、
皆帰ることになった。

そこでその子を気に入ったA被告が、”まだ時間あるし、
寒いからどこかで休もう”と言ってラブホテルに向かった。
被害者は、”絶対変なことしないでね”と言ったらA被告は、
”中学生になんかに手出さねえよ。”と笑って言ったらしい。
ホテルに入ってから3時間ほど被害者は泥酔していたので
寝ていたそうだ。

そして、門限19:00の娘が帰らないため被害者女児の
両親が友人の2人に連絡をとった。
友人の一人に、”多分、A被告と一緒だと思う。”
と言われ彼女らにA被告の名刺に書いてあった携帯番号
を教えてもらい、警察に捜索願を出したらしい。

被害者は3時間後にやっと起きた。
そしてその後、少し話をしてSEXをすることになったらしい。
だが、時間はその時で22:00頃。
警察からA被告の携帯に電話があった。
A被告は”夜20:00頃までは酔いが覚めるまで公園で付き
添ってましたが、その後は分かれました。”と答えた。

被害者女児も2人とは違う友人の家に泊まるから捜索願は
取り下げてと両親に電話した。
その後、またA被告とSEXをしたそうだ。 

朝8:00になり、再度SEXしようとしたところに、A被告の
携帯に再度警察署から電話があった。
娘が帰ってこないことと、朝に被害者が泊まったいう友人宅
を連絡網で調べて電話したが泊まってないことが判明した。
心配した両親が再度警察に連絡したそうだ。

A被告は少しキレて、”同じこと何度も聞いてくるなよ!
昨日言った通りだよっ!”と怒鳴って答えたそうだ。
警察は、”じゃあ、お前は今、どこにいる?それが言えるか?”
と言ってきたので、A被告は、”横浜の友人の家だよ!”と
ウソをついた。

だが警察は、A被告が出所直後の暴力団員で現在交際中の
女性も16歳であることを知っており、A被告が未成年者好みで
ある事も知っており拉致監禁の恐れがあると直感で思い、
少々脅し口調で言った。
”本当だな。これから新宿中のホテルをかたっぱしから捜索
していくからな!”と強い口調で言ったそうだ。 

怖くなったA被告は、すぐに被害者とホテルを出ようと思ったが、
被害者女児から、”今、家に帰ったら親に叱られる”と言われ、
おまけに、下手に今ホテルを出ると既に警察が捜索していたら
ヤバイと思い薄暗くなるまでホテルにいたという。

その間もSEXはしたらしい(その後の被告と被害者のメールでは
十数回)が、A被告はSEXは3回だけと十数回は否認。
                  
検察が、被害者女児に尋問。
”お酒は、どれくらい飲むの?又、酔っていたとはいえ体のどこか
痛くなかった?”と尋ねるとびっくりな回答が返ってきた。

被害者女児は、”土日に歳をごまかし、キャバクラでアルバイトを
してました。
だから月に数回飲むかなあ?
SEXについては初めてではないので怖くも痛くもなかったです。”
とあっさりと回答した。

その後、A被告からのメールを無視していたら、ある日、知らない
人から被害者女児宛にメールが届いたそうだ。

内容は、”お前らがラブホテルに入ったのをみた。
50万払わないと警察や学校に密告する”という内容だった。
さすがに困った被害者女児は、A被告に連絡し相談。
被害者女児は、"犯罪はイヤ。どうすればいい?”というと、
A被告は、”何とかする。そいつのメールアドレスを教えろ”
と言ってとりあえず電話を切ったそうだ。

数日後、A被告から被害者女児に連絡があった。
”とりあえず50万払ったから安心しなよ。
けど俺も金持ちじゃないから半分は払ってもらうよ。
払えないなら、こっちにも考えがあるよ”と言ったそうだ。
                  
そこで、被害者女児は自分で解決しきれなくなり、父親に相談。
父親は、すぐに警察に被害届けを出し、A被告は逮捕された。 
                                  
それにしても、この女児。12歳とか13歳で、SEX経験あるとか、
平気で飲酒してるとか、化粧して年齢詐称してキャバクラでバイト
なんて信じられなかった。
しかもそれをあっけらかんと父親が裁判起こすと言ったから仕方
なく証言してるような感じに聞こえた。

ここでは書けないが、やはり強姦などの裁判は女性が泣き寝入り
するのがよくわかった。
弁護士や裁判官、検察、裁判長に、強姦されているときの気持ち・
様子。
又、被害時の相手の表情や言葉などを細かく聞かれる。
顔は傍聴人に見られないが、あれだけの事を裁判所で喋るのは
よほど強い気持ちを持って挑まなければ精神的に持たないだろう。
おまけに、警察や検察、裁判所には、犯人が撮った写真なども
押収され自分の体まで見られてしまうのだから。

ここで閉廷。これについては日時の都合がよく、3週間後の
次回公判が傍聴できることが判明。

(2)3週間後
この日は、検察と弁護士による被告への尋問。
この日、大きく問題となったのは、昨年11月下旬の際の
被害者女児の年齢についてである。
被害者は、前回の公判で、カラオケ店で、中1だけど他の2人と
違ってまだ12歳だよと被告らに言ったと証言。

だが、A被告は中1とは聞いたが年齢までは聞いてないと主張。
被害者は早生まれで事件当時は12歳だった。

12歳と13歳で何が違うのかと思って聞いていたら、13歳未満の
女児とSEXした場合は女児と同意の上であったとしても強姦罪が
適用されるそうだ。
その際に12歳と知ってSEXしたのならば尚更罪は重くなるのだ。

又、被害者女児は、ホテル内で生徒手帳を見せた際に、
A被告に手帳を取られ、”別人だな。眉毛もないじゃんか”と
言われたと証言した。
そしてその後もSEXしたと証言している。

それについて、弁護士が、A被告に”生徒手帳には生年月日が
記載されてあるのに12歳だと気付かなかったの?”と尋ねた。

A被告は、”被害者は、見て。見て。化粧してないと私ってこんな
顔なんだよ~。と言ってたので顔しか見なかった。”と答えた。
続けてA被告は、”住所は手で隠していたし、生年月日も指で
隠れていた。なので顔と学年しか見てない”と主張。

検察からは、”でも被害者はあなたが生徒手帳を手にとって見た”
と言ってましたよね?と聞くと、A被告は、”それは彼女の勘違い
だと思います”と言った。 
その後も細かく弁護士からの質問に答えていたが省略します。

裁判長からも、”中1と聞いたら12歳かもしれないと考えなかった
のか?”と聞かれた。
A被告は、”中1=13歳という勝手な思い込みと11月なので大半
の子は13歳の誕生日を終えてると思いました”と答えた。    

そして検察側からの尋問。
何かを確信しているのか先々週とは別人のようにかなり厳しく荒い
言葉でA被告を責め立てた。
まるで暴力団員の本性を引き出そうとでもするかのように。

”1回目に警察から連絡があった時に帰そうと思わなかったのか?”
とか、”12歳だけど年齢知らない事にしてSEXという目的を果たして
から帰そうと考えたんだろ?”とか、”被害者はどんな風に生徒手帳
を見せたんだ?”とか、”SEXまでしてカラオケ店で年齢を言ったと
言ってる被害者女児が何でそんな不自然な生徒手帳の見せ方を
するんだ?”とか、”あなたねえ、前回被害者が証言しているときに
うすら笑いしてただろ?あなたは罪の意識なんてないんだよ”とか、
”金の件も何で被害者に半分払わせようとしたんだ?
悪いことしたのはあなたでしょうが。
あなたが脅迫されるならまだしもなぜ被害者が脅されるのかねえ?
それにその脅迫者は被害者女児のメールアドレスを何故その時
知っていたのかなあ?
被害者に脅迫メール送ったのはあなたなんじゃないの?”とか
とにかく凄かった。 

金についてA被告は、”暴力団風の男2人でそいつらに金を渡しました”
と答えている。
それについても、”あんたも同じ暴力団員でしょう?何の反論も抵抗も
なく支払ったの?おかしいんじゃないか?”と検察がツッこむ。 

A被告の弁護士が途中で、"異議あり。今のは憶測であり被告を侮辱
する発言です”と言っても勢いは完全に検察。

”本人にどれだけひどい行為をしたという事と、自分の大切な人が
そういう目にあったらどう思うか考えさせるためです。
邪魔しないでいただきたい”と反論。 

そして閉廷の時間。そこで何となく被告の本性が見えた。
今までは、姿勢を正し、口調もハッキリ裁判長の方を向き真面目そうに
答えていたが、途中から喋るたびに、検察を睨みつけ、口調も荒っぽく
なっていた。

そして証言席から被告席に戻る時の顔は目はかなり鋭く、歩き方も完全
にチンピラ風な歩き。
顔も興奮しているのか真っ赤になっていた。 

次回公判(来月)で簡単な1時間程度の審理で判決となる。
日時は微妙で傍聴できるか未定だ。

しかし、最終的には両親が心配して警察に連絡してA被告は逮捕
されたわけだが、一体この女児の親はどんな育て方をしているの
かな?と疑問を感じ、被害者女児側にも呆れた。
  

「⑥迷惑条例法違反」
何かな?と傍聴したら痴漢の裁判でした。
被告は妻子ある34歳、気弱そうな男だった。
何と三回目らしい。一回目は示談。
二回目は、妻が監督するということで罰金刑。
だが、今回は奥さんは離婚を申し出ているとの事で恐らく実刑だろう。

検察が、”この3回以外にもあなた痴漢行為を電車内で繰り返し、
もっとエスカレートした行為をしていたんじゃないですか?”と聞いた。

被告は涙声で、”それは違います。前回と今回まではやってません。
今回もはっきり触ったのではなく、満員電車で電車が揺れて前の女性
の腰や尻に手が触れた時に手をそのままにしてたり触れなくてもわざと
女性と向き合う姿勢にしたりしてました・・・”と発言。 

続けて、被告は、”なぜ自分の感情がコントロールできないのか悩んで
おり精神病院に通っています。会社もクビになりました。
なので女性のいない肉体労働のバイトをしながら自分の心の病の原因
を追究しているところです。
被害者には大変不快な思いをさせた上、満員電車が怖くなったという
証言を聞き、精神的にもショックを与えてしまい、自分でどのように償う
べきかを日々考えています。
自分はもうどんな採決が下されても構いません。”と発言。 

検察も、”わかりました。以上です。”、弁護士も弁護のしようがなく、
”本人は自分でもわからない心の病に気付き充分反省しています。
よって寛大な判決を望みます”と発言するにとどまった。

被告に同情はできないが、酒やタバコがやめられないのとは訳が違い、
女性を見ると少しでも近くに行って出来れば触れたいという感情が抑え
られないのはやはり何らかの治療が必要であると感じました。
一種の病気ですから。

奥さんもよく2回目までも許せたと思いました。
痴漢や強姦なんて一番身内として恥ずかしい事件。
それを自分の夫がやったとなれば妻にも監督責任が生じ、
近所に知られたら引越しもしなければいけないし、一児の父としても
不安でしょうね。
今回で離婚はやむをえないと思います

「⑦名誉毀損」
被告は61歳の男性。内容を聞くと家族間に大きな問題がある
裁判とわかった。

被告の家族は4人家族。妻と長女(31歳)、長男(29歳)。

原告は、長男と長男の妻とその妻の両親。
       
被告側証人の妻は、”主人は昔の家族の家長気質で礼儀や常識、
学業についても厳しく子供達を教育してきました。
ただ、そういう厳しい部分で長女も長男も有名大学-有名企業に
就職出来たのですが、小さい頃から父親に多少の反感を持って
いたのも事実です。”と証言。

被告は、長女が21歳、長男が19歳の時に4年間名古屋に単身赴任
していたらしい。
一応、月1回とお盆・正月は家に帰ってきていた。
その時から、長女・長男らは共に、友人と旅行とか、バイト等と言って
一緒に夕食をとらなくなったりとスレ違いが生じ始めたらしい。
        
4年間の単身赴任期間を終えて家に被告が戻ったが、その時長女は
25歳。長男も23歳になっていた。

バイトや夜遊びで帰宅が遅いことに腹を立て注意するが、既に父親が
頭ごなしに叱っても、もう子供たちは素直に言う事を聞く年齢ではない。

又、長女や長男の交際相手を調べて気に入らないと、別れろとか、
もっと常識のある人間と付き合いなさいとか細かく口を出してきたりも
していたそうだ。

それを嫌い、長女は家を出るも、大家に父親だと言い、勝手に部屋に
入って長女の生活ぶりを調べたりした。
息子も家を出て住所を教えないでいたが、探偵事務所を使い住所を
調べ、また勝手に部屋に入ったり生活ぶりを調べるなどの異常な行動
を取り始めたという。 

そして被告が、58歳の時、有名証券会社を早期退職した。
長女は28歳。長男は26歳。相変わらず被告の異常な監視行動は
続いていた。

被告自身の生活は、子供達も自立し、貯蓄もあり、妻もパートをしている
ため早期退職したと理由を述べていたが、実際は子供たちを更に厳しく
チェックしたいからじゃないですか?と検察に問われる場面もあった。 

しかし、早期退職の3ヵ月後、くも膜下出血で倒れた。
8ヶ月の入院生活後、家に戻った。
ただ、しばらくは車イス生活だ。
子供たちの行動が気になり苛立ち、妻にあたる事もあったらしい。
ようやく60歳を迎える頃、階段や坂道がないところ以外は杖で歩ける
ようになった時のこと。

長男から突然結婚したい人がいると母親(被告の妻)に電話があった。
だが、その女性は長男より11歳年上。
妻は一度被告に隠れて外で長男と話したが、簡単なプロフィール的な
メモを渡され、父にこの人と結婚をすると伝えてくれと言われたそうだ。
そして父には会わせないし、紹介もしないし、今後の家族の付き合いも
父の態度や行動が変わらない限り断絶すると言われたらしい。

妻は長男に、”もう少し、歳相応の人はいなかったの?10年後とかを
考えたら母親としても100%賛成できない。”と伝えたが長男は何も
言わず去った。

妻は当然被告に伝えるも当然のごとく猛反対&激怒。

被告は、妻がパートに出てる間に、長男の会社に行き、大声を出し
長男を呼び出したり、しつこく携帯に電話をかけたりと長男に対し、
いやがらせの行動をとり始めた。
   
長男もさすがに激怒し、”これ以上、このようなことを続けたら俺にも
考えがある”と言った。
そして、長男はあっさり女性と入籍した。

すると被告はさらに激怒し、妻のパート時を狙って探偵事務所を使い、
長男と女性が暮らす部屋、女性の勤務先と電話番号とFAX番号を
調べ上げた。

ここからは完全に異常な行動で完全に犯罪である。

まずは、2人が暮らす部屋に毎晩無言電話。
ナンバーディスプレイで実家からだと長男はわかり、最初は電話に出て
文句を言っていたが何も言わずに切れてしまう。
そして夜中は電話の音を消音にし、電話に出ないようにした。
最低限、ここまでであれば家族間の問題だけで済んだのだが・・・・。

ついに被告は、女性の勤める会社に電話し、女性が電話に出るとすぐ
切ってしまうという行為を2,3週間に渡り毎日数回続けた。
女性も多分、男性の父親の仕業だと思っていたが、被告は公衆電話
からその行為を続けていたので特定できなかった。
心配した上司が、電話に出て、”お前!誰だ?警察に通報するぞ”
と怒鳴った。
すると1週間ほどその電話はかかってこなくなったそうだ。
女性も少々安心していた。
それを聞いた長男もやっと安心していたのだが・・・・。

しかし、ある日。
ついに女性の会社の総務課のFAXに、”○○部の○○さんは、息子を
騙した上、、無理矢理嫌がる息子と結婚した。
○○さんは、過去の男性関係も派手で、過去に妊娠中絶も数知れず、
子供も産めない体なのです。
そんな女が11歳年下の若い男と収入を得るために一緒に酒を飲んで
息子が酔った際に自分からホテルに誘い、結婚を迫った。
とんでもない女です。”という内容のFAXが流れてきた。
その後、彼女の会社の3フロアの全てのFAXに同内容のFAXが
流れてきたという。

その時、会社にいた社員約80名がそのFAXを見た。
彼女をよく知る人は勿論ウソの内容だと判断できるが、彼女をあまり
知らない人は信じてしまう。
被害者は半泣きで早退し、彼(長男)に事情を話した。

FAXの内容は全くウソである。
妊娠中絶の経験もなければ子供も産める体。
28歳に結婚するも旦那の暴力に耐えられず30歳の時に離婚。
しばらく男性不信となり35歳で見合いをするも、やはり精神的に
男性に対する恐怖心からかうまくいかなかったようだ。

そして2年前、仕事を通じ被告の長男と知り合って、数人と飲みに
行った際に、隣に座って軽く話しをしたとの事。
彼女は1件目で帰ったが、2件目のカラオケ店で彼女の同僚に過去
の話を聞いたそうだ。
昔の旦那に殴られて額の生え際にキズがあるので前髪はいつも下ろし、
左ヒジ付近に包丁で切りつけられた大きなキズもあり夏でも半そでは
着ない、男性に対し恐怖心があるなどという話を聞いた。

数日後、彼女の会社で打ち合わせの際、2人きりになった時に、長男は
過去の話をもっと聞かせてほしい、力になりたい。
と彼の方から無理を承知で誘ったそうだ。
そして一度2人で食事をしてキズなどを見せてもらったという。
長男はその時に、一目惚れをしていて、何とか救いたいという気持ち
もあり、とにかく彼女の話を真剣に聞き、相談に乗った。
彼女も徐々に心を開いていき交際に至ったわけである。

そして、今回のFAX事件で彼女は周りの目が気になり、退職せざるを
得なくなった。

長男は激怒して、猛抗議するも被告は自分じゃないと認めない。
それよりも早く別れろと言うだけで何も前に進まないため、警察に相談。
送られてきたFAXには送信元のFAX番号が記されており、コンビニ
からFAX送信されている事が判明した。
そのコンビニに行ったところ、やはりその時の客の不審な行動を店員が
覚えていた。
杖をついて入ってきて、約1時間近くFAXを操作していたそうだ。
店員が、不思議に思い声をかけた際、ふり向いたがその時の顔が
はっきり防犯カメラに映っていた。
FAXの送信記録もとられ証拠は十分である。
結局、被告は警察に事情聴取のため呼ばれ、そこで全てを認めた。

長男と女性。女性の両親に警察は、”どうされますか?”と尋ねた。
激怒している長男と彼女の両親は名誉毀損で訴えると言う事なり
裁判となった。
       
裁判も妻は証人として来ていた。長女も傍聴していた。
妻が証言席で証言している間、車イスに座り号泣する被告に長女は
タオルを渡そうとしたが事務官に注意された。
しかし、長女もいまだに被告には住所は教えていないという。
原告の長男と彼女の両親は一度も裁判には来ていないそうだ。
検察に書面で、”異常な性格を治すため数年服役することを望む”
とだけ言ってるそうだ。

検察から証人の妻への尋問でも妻は被告をかばう。
”主人は家長という立場で11歳も歳が上の人との結婚がこの先
うまくいくはずがない、息子が不幸になるだけだ。
自分が何とか阻止せねばという責任感からこのような事をしてしまった
のだと思います。
ただその行為がエスカレートしてしまい相手のご両親には大変ご迷惑を
お掛けしてしまい申し訳ない気持ちでいっぱいです”
と答えた。

検察は、”息子さんの証言では、今回までのような事はなくても過去に
探偵事務所を使って色々いやがらせとも思われる行為をしていたそう
ではありませんか。
責任感とは違う次元だと思いませんか?
又、あなたは側にいて何も気付かなかったのですか?
そんなことないですよねえ?
探偵事務所の方が被告宅に何度か行って、あなたがお茶を出したり
していますよねえ?
そういう事があって何の調査なのかご主人に尋ねなかったのですか?”
と尋ねた。

妻は、”はい。探偵事務所の方が来まして、帰ったあとに何の調査か
聞いたのですが、声を荒げて仕事の 関係だ。関係ない。
余計な事を聞くな!と言われてそれを信じてしまいました。”と答えた。

検察は更に問い詰める。
”だってご主人は仕事を辞められてるわけでしょう?
おまけに病気の後遺症で歩行困難だったわけでしょう?
仕事の関係と聞いておかしいとは思うのが普通でしょう”と尋ねる。

妻は、”多少思いました。ひょっとしたら子供たちのことでは?
とも思いましたが、主人は完全な亭主関白で私はずっと反論せず
生活してきましたので、その時はそれ以上逆らえませんでした。
しかし、今回の事件後は離婚覚悟で主人に対し厳しい口調で話し合い、
実際に口論にもなりました”と答えた。

更に検察は、”口論という事は、被告も怒鳴ってきたということですか?
だとすると自分の起こした事について全く反省していないということに
なりませんか?”と尋ねた。

妻は、”いえ、主人が声を荒げたのは息子が不幸になってもいいのか?
という部分で事件に関することではないと思います。”と答えた。

検察は、”そうですか。”と言い質問を変えた。
”ところで奥さん、あなたの中で息子さんの妻になってもいいと思う年齢
の範囲はどれくらいなんですか?”と聞いた。

すると妻は、”年上でしたら長女より年下が理想です。弟の妻が年上ですと
娘もやりづらいと思いますので。”と答えた。

検察は、”では年上なら1つ年上しか認めない、年下ならいくつ下でも構わ
ないってことですか?
それと、義理の関係で、弟や妹の結婚相手が年上の夫婦なんていくらでも
世の中にいるでしょう。
やりづらいというのもよく理解できません。
今回、息子さんと婚姻された女性が、あなたの娘さんに対し、年上だから
従えというような態度をとるのが心配だったという事ですか?
又、娘さんのご主人は娘さんより3歳年下ですよね?矛盾してませんか?
又、娘さんのご主人のご両親が結婚に反対して娘さんに対し被告同様の
事をされたらどのように思いますか?”と尋ねた。

妻は、”はい。すみません。私も頭が混乱しており・・すみません”と答えた。

最後に裁判長は、被告に”息子さんは原告ですから、来ておりませ。
しかし娘さんが来られたことにあなたはどう思いますか?
娘さんの結婚式にもあなたは反対して出席していないし、相手のご両親
とも会うことを拒んできた。
現在の住所も教えられていない。
しかしやはり父親が心配で本日傍聴に来られたんですよ。
あなたにタオルまで差し出してるんですよ。
あなたは、間違っている!猛省して考え方を根本的に変えるべきだ。
証人である奥様にも厳しく監督してもらい、今後の人生を考えなさい”
と一喝された。

しかし、異常ですね。親バカとか家長としての責任以前の非常識行為
ですからね。こんな親子もいるんだなと感じました。

結局、この裁判は、懲役1年6ヶ月(執行猶予4年)保護監察付処分
の判決が下りました。


「⑧強姦未遂」
被告は23歳男性(現無職)。被告証人は父親(56歳)。
小太りで気弱そうな男である。 

事件は、7月上旬、バイト帰りの午後17:30頃。
被告は16:30に本屋でのバイトを終え、ゲームセンターに行った。
ところがやりたかったゲームが全て誰かが使用していたため、
時間潰しにゲームセンターの裏道をブラブラしていた。

そこで、部活帰りの中2の女児を見かけた。
被告はパソコンやアニメが趣味で、そのアニメの中に出てくる好みの
女の子に顔立ちがかなり似ておりムラムラしてしまったそうだ。
そこで、人通りもなかったことから、背後から口をふさぎ耳元で、
”騒ぐな。殺されたくなかったらおとなしく言う事を聞け”と言ったそうだ。

続けて、女児に人目につかない空き地を指差し、”俺は他人のフリをし、
後から行くから、お前が先にあそこに行け!
逃げたらどうなるかわかってるんだろうな”と言って被害者を空き地に
向かわせた。
被害者は恐怖を感じたが空き地の脇にベビーカーを押す女性が見えて
全速力で走った。
陸上部だった彼女は必死で走った。被告も追いかけたが運動が
苦手な上に小太りな被告は追いつくことが不可能だった。

被告を指差し、ベビーカーを押す女性に事情を説明した。
ようやく空き地から出てきた被告は被害者が助けを既に求めている
ところを目撃したが、ベビーカーの女性が目の前のスーパーの男性
店員に被告を追いかけて捕まえるよう依頼し、店員3人で逆に逃げ
去ろうとした被告を取り押さえて逮捕となった。

一応未遂ということで示談を申し入れたが、被害者の父親は、
”未遂とはいえ、娘はかなり精神的なショックを受けています。
言葉は汚いですが、二度とそんなことできないように下半身を
切り落としてやりたい気分だ。
娘は部活を続けているが一人で帰るのが怖く、友人と分かれる地点
まで妻が毎日迎えに行ってます。これだけのことをしておいて示談
なんて応じれるわけないだろ!”と完全拒否で裁判となった。 

検察から証人の父親への質問では、”息子さんはどんな性格ですか?”。
すると、父親は最初はハッキリとした口調で話していたがすぐに息子の
してしまったことの情けなさに涙声になった。”本当にやさしい子なんです。
ただその優しすぎる半面、気が弱い部分もあったり、人付き合いが苦手
な部分もあります。
私ら両親の育て方や普段の行動をきちんと把握していなかった私どもの
責任も十分にあると思います”と答えた。

続けて検察から被告への質問では、”あなたは今、涙を流していますが、
こういう場に両親を立たせてしまったという後悔の涙ですか?”と
まず聞いた。

被告は、”はい。両親にも妹にも迷惑をかけてしまい本当にどうして
こんなことをしてしまったのだろうと反省しています・・・”と小声で
泣きながら答えた。

すると検察は怒りの口調で、”それで泣いてるの?両親に申し訳
ないんじゃなく被害者に申し訳ないという気持ちがないと反省して
いるとは言えないでしょう。何を言ってるんだ。”と一喝。

続けて裁判長が、”いいかげんにしなさい!君が泣いてどうする。
泣きたいのは精神的にいまだに苦しんでる被害者だ。
自分の息子の情けない不祥事で両親が泣くならまだしも。
いい歳してしっかりしなさいっ!”と更に一喝。

最後に裁判長は、”判決はまだですが、今後はどのようにして生活
していくつもりですか?”と尋ねた。

被告は、”僕は、やはり人付き合い、特に年上の人との付き合いが
苦手なので本屋さんで働きたいと思います。
今までやってきたバイトの中で最近までバイトしていた本屋さんは
自分の環境に合ってると思います。
又、好きな人が出来たら両親に全てを話し、アドバイスなどをもらい
規則正しい生活を送りたいと思います。”と答えた。

が、裁判長は又一喝。
”君ねえ。年上との人付き合いが苦手な人は世の中あなただけでは
ないんですよ。
それでも自立して自分で生きていくため、家族を養うため、守るべき者
のためにストレスを抱えながら働いているんです。
君の年齢で新たな職場なんていったら殆どが年上の人ですよ。
あと、たまたまあなたが今までバイトしていた本屋さんに上下関係
がなかっただけで、全ての本屋さんが上下関係がないと思ったら
大間違いですよ。
それと好きな人が出来るのは君の自由。
それをいちいち両親に相談するの?
君は今まで女性と付き合った経験はないんですか?
それとも未成年の女性にしか興味がもてないんですか?
後者だとしたら両親含めて精神的治療が必要になりますよ。
治療しなければこういう場合は必ず再犯の可能性があります。
それと自分の先のことばかりで被害者に対し具体的にどうして
いくという事は一切出ませんでしたね。
本当に反省してますか?”とかなり厳しい口調で言った。

ここで閉廷。

けど、こういうケースって未遂で初犯だから執行猶予付きの判決が
出ることが多いんですよね。
被害者の両親は納得できないだろうなあ。

被告一家は引越しでもして遠くに行くでもしないと、被害者の精神的な
部分もなかなか治らないだろうし、被害者の両親にも許してもらえない
上、そのまま居座ったら被害者の両親も近所とかに被害を話すだろう。

数日後、この裁判は、被告に懲役1年6ヶ月(執行猶予3年)の実刑
が下った。


「⑨迷惑条例法違反及び強制わいせつ」 
これも又、若者の犯罪かと思いきや被告は56歳でした。

開廷15分前に着席し待っていると隣に定年退職後、2日に1度のペース
で裁判傍聴しているという人座りました。

私は、”これって何の裁判ですか?”と話しかけると、痴漢とのこと。
”あとは始まってからのお楽しみ。ビックリするのと呆れるよ。”
と言われました。

開廷5分前に弁護士と共に話しながら入ってくるスーツ姿の男性。
一見、どこかの会社役員風です。
真面目そうで仕事もできそうで身長も175cm位で50代の男性。
てっきり、この人の息子さんが痴漢でもして父親として証人となり
ここに来たと思っていたらそのまま被告席へ。
保釈金払って保釈されてたんですね。

え?この人が痴漢?いい歳して何やってるんだろう?ってかんじです。

で、しかも今回が3回目。
1回目は平成3年。その時は懲役6ヶ月で執行猶予3年。
2回目は平成16年。この時は示談で解決。
そして今回が3回目。
しかも1,2回目より悪質でエスカレートした痴漢行為。

検察の冒頭陳述を聞いていると、被害者の女性は22歳。
被告にも23歳の娘さんもいるそうです。

娘と同じ年齢のような女性に痴漢するとは・・・・。

勿論、今回の事件で娘さんは家を出たそうです。

又、被告は1回目の時に会社から厳重注意と地方異動にも
なりましたが今回の事件でさすがに解雇となったそうです。
証人は妻。

事件は、被告が、ある日、被害者女性を見かけ、最初はスカートや
ズボンの上から尻などを触っていたそうです。
被害者が抵抗しないことをいいことに1ヶ月半で役10回にわたって
痴漢行為をしたとの事。
そこで悩んだ被害者は警察に相談したそうです。

しかし被告は、毎日様子をみながらその女性に痴漢行為をしていました。
常に被害者の周りにいる人の顔を見て私服警官っぽい人がいると痴漢
行為はしてこなかったそうです。
そういう勘が働くということは常習性があり、他の人にもきっと痴漢して
いるのでしょう。
被害者が車両を変えると被告も付いて行き、痴漢行為を続けたそうです。

しかしその後、2週間程被害がなくなり、ほっとした被害者がスカートを
はいて電車に乗ると後ろに被告がいるのに気付いたそうです。
案の定、被告は痴漢行為に及びました。
被害者がスカートだったことをいいことに今度はかなりエスカレートした
行為をしてきたのです。
最初はスカートの上から触って、次にスカートの中に手を入れてパンティ
の上から触りだし、次にはパンティの中にまで手を入れて陰部まで触った
そうです。
そこで側にいた若い男性が気付き、”いい歳して何やってんだ!”と被告
の腕をつかみ逮捕となったのです。

被害は赤羽-新宿間。若い男性は池袋から乗車ということを聞いてると
どうやら埼京線のようですね。

女性は電車恐怖症となり、事件後は通勤時に母親か妹に一緒に電車
に乗ってもらい通勤していましたが、少し経って思い切って一人で電車
に乗ると恐怖が襲ってきて気分が悪くなり救急車で病院に運ばれたそう
です。
その後も何度か周りの人に協力してもらい電車に一緒に乗ってもらい
出勤してみましたがやはり再度一人で乗ると気を失い倒れてしまい
救急車で病院に運ばれたそうです。
結局、いまだに一人で電車に乗れず、会社も退職したそうです。

被告人尋問では、弁護士も苦しい弁護。
”会社解雇や兄弟の縁を切られる、娘さんに家を出て行かれるなど充分
ではありませんが社会的制裁を受けています。
又、奥さんも今後は厳しく監視するとのことです。
よって猶予付きの寛大な判決を求めます。”と言うにとどまった。

一方、検察は女性でした。
女性にとって許せない敵の犯罪。歳は32,3歳位でしょうか。

凄い剣幕で被告を叱りまくってました。
”あなたは、先ほど、今後は反省をし、妻と2人で規則正しくおかしな行動
をしないよう生活していきます。
そんな事を言ってましたが、そんなの知ったことじゃないんですよ。
どれだけひどいことをしたと思ってるんですか?
下着の中に手を入れるなんて普通じゃないでしょう。
おまけに仕事のストレスなんて言ってましたけど、世の中、あなたと同じ
ようにストレスを抱えている人なんていっぱいいますよ。
そういう人が皆、ストレス発散に痴漢をしますか?
普通の人は理性や常識でそんな行為には及ばないんです。
しかも、同じ女性を狙っての犯行ですから計画的でその日のストレス等
の問題じないでしょう。
家を出る前から痴漢するつもりだったんですよ。あなたは!
結局、あなたは女性をナメてるんですよ。
女性を見下ろしてるんですよ。
娘さんと同じ位の女性に痴漢なんていい歳して恥ずかしいと思わないん
ですか?
娘さんは今回の事件で3回目という事を知って家を出たそうですね。
1回目は、娘さんも小学生でしたので事件のことなんて知ることもなく、
2回目は奥さんが必死に示談を申し入れて応じてくれたので娘さんには
バレなかったわけですね。
でも今回はさすがに隠しきれなかったようですね。
被害者は勿論、娘さんも非常に傷ついたはずですよ。
これでも離婚せずに証人になってくれた奥さんに感謝しなさい。
それと、何故、今まで一度も被害者に対し、何のアクションも起こさないん
ですか?
謝罪文とか、慰謝料というか損害賠償金を支払うとか、普通反省して
いれば被害者に対し反省の誠意を見せるのが普通じゃないですか?
勿論、被害者と直接じゃないですよ。
弁護士さんや私を通じてですよ。
今まで私が扱ってきた痴漢や強姦等の被告は殆どそういう事を
申し入れてきましたよ。
けど、あなた何にもしようとしない。
結局、反省してないんですよ。全て弁護士、裁判所任せなんですよ。
被害者は電車に乗れない状態なんですよ。
この都会で電車に乗れないという事がどれだけ本人の社会生活に
支障が出るかわかってます?
あなたには情状酌量などはありえません。
数年服役して自分のしたことを深く反省させると共に、人間として
更正させるべきと検察は判断します。

とにかく凄かったなあ。あの検事。次回公判が聞けないのが残念です。

「⑩迷惑条例法違反及び強制わいせつ」
この事件も電車内での痴漢でした。
被告は、何と66歳の男。

検察の調書によると、事件は夏。
ある会社員2人が、電車内で被告が女子高生に痴漢行為をしている
のを目撃し会社員2人に取り押さえられ逮捕となったそうです。
取り押さえられた際も、”俺は何もやってないと大声で叫び逃走しよう
としたとの事。

被告は、大学卒業後、建設会社に就職し、60歳で定年退職し、
その後は、その会社の子会社でバイトとして働いていたそうです。
家族は妻と娘が2人。娘は既に2人とも結婚して独立。

で、事件は、春頃から夏にかけて電車内にて18歳の女子高生に対し
痴漢行為を計画的に行っていたもの。
行為は抵抗しない被害者をいいことにどんどんエスカレートし、逮捕当日
は下着の中に手を入れて直接陰部に触れていたとの事。

妻は数年前に胃ガンの手術で胃の2/3を切除。今回の事件を知り、体重が
8キロも減り、下痢が続き、腸の検査もひかえているという。

証人として妻が証言台に立つと被告は号泣。
妻は夫のことを、”多少気が弱いところもあり、人のいいところもありますが、
まじめで正直者であり、今回の事件については相当私自身ショックを受けて
います”と証言。
ま、妻への弁護士・検察からの尋問は普通に簡単に終了。
そして被告への質問時。

弁護士からの、色々な質問に対し、涙声で話す被告。
被告は今回の事件を、”自分自身、なぜこのようなことをしてしまったのか。
まるで悪夢をみているというか魔がさしてしまいました。
被害者の方に何とお詫び申し上げればいいか言葉が見つかりません”
などと発言。

ここまではおとなしく裁判が進んでいましたが、質問が検察に変わった
途端、一気に法廷内の雰囲気が変わりました。

検察は2名。検事になりたての女性とベテラン男性検察の2名。

女性検事はまだ未熟ですので、被害者の現状況や被害者両親の思いを
伝えました。
被害者が、電車に乗れなくなっている事。
勉強が手がつかず志望大学への進学を断念していること。
外に出ても被告と偶然会うのではないかと外出することも恐れている事
などを伝えて、反省しているのか?と問い詰める程度。

そして、ベテラン検事に交代。さすがに違う!
まず一言被告に、”質問の前に、あなたねえ、いいかげんわざとらしい
涙声はやめなさいっ!
奥さんが証言台に立たれたときは確かに泣かれてましたが、15分ほど
前から声だけ涙声にして涙は流れてませんよ。
そんな演技で我々検察や裁判官をごまかせると思ってんの?
しっかりしろっ!泣きたいのは被害者や被害者家族だ。
あんたがここで涙を流しても被害者側は余計腹立たしく思うだけだ。
いい?質問するよ。”とすごい剣幕でまくしたてた。

ベテラン検事は、”あなたはね、先ほど悪夢をみているようだとか魔が差した
とか言ってましたねえ。
だけどね、、そういうのはね、たまたま衝動的にこのような事件を起こした人の
言う事なんだよ!
あなたは、数ヶ月に渡って特定の女性をしかも計画的に痴漢してたんだよ!
夢を見てるとかの次元じゃないだろっ!
おまけにあなたは警察の取調べで痴漢を犯した理由について、高校時代に
憧れていた女性に似ていて思わず触ってしまったと供述してますね?
いい歳して何考えてるの?理解しがたいよ。
おまけにね、もし、執行猶予付きの判決が出たとしてね、あなたは妻に監督を
してもらう事を希望されて娘さんや親類にはこのことは隠してほしい。
娘の家庭を崩壊させてしまうと言ってましたね。
正直言って、奥さんがあなたを監督するなんて被害者家族は納得しませんよ。
先ほど弁護士さんは、色々あなたやあなたの奥さんについての健康状態を
説明し、情状酌量を訴えてましたけど、奥さんはご自身の体のことで精一杯
じゃないんですか?
おまけに100万円での示談を申し込みましたが拒否されましたね?
当然ですよ。
あんな卑劣な行為をし、未成年の女子学生の将来を変えてしまったんですよ。
それで、あなたの娘の家庭は壊したくはないですか?
都合がよすぎるでしょう。

被害者の両親は、心情をこう訴えてますよ。
仮に金銭で解決したいなら、志望大学ではないものの娘が夢である語学を
学べる大学を見つけてもらい4年間の学費を負担してもらい、電車に乗れる
ようになるまでの通学のタクシー代や精神病院での治療費全てを負担する
くらいの気持ちを持っていただかないと応じられません。
当然、莫大な金額ですから無理でしょう。
で、あれば関東エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨)
から出て行ってもらいたい。
執行猶予付きの判決が出ると覚悟はしていますが、監督者は被告の娘さん
にしてください。
人の家庭を崩壊させたんですから自分だけ自分の家族に知られたくない
なんて都合が良すぎます。
と、訴えてますよ。どう思いますか?と尋ねた。

被告は、”いえ、本当にこれからは妻にしっかり監督してもらい、コツコツ
まじめに生活していきますので娘夫婦には・・・。
また、退職後にマンションのローンを一括返済し、妻の手術代や、自分の
通院費などで金銭的にも余裕がなく、引越しもできません。
私にできるだけの償いはしますから・・・・。”と答えた。

するとついに裁判長が叱った。

裁判長は、”何を言ってるんですかあなたはっ!反省しているような態度を
とっているが見せかけだけでしょう。
全て自分の都合のいい方にもっていこうとお願いしているだけだ。
反省の意図が全然見えません。
それに、まじめにコツコツ生活するなんてのはね当たり前のことなんです。
償いにはなりません。
また、検察官の言うとおり、奥さんにはあなたの監督は不可能です。
もうこれ以上は、何を弁論しても無駄です。
次回判決とします。ということで閉廷。

判決は11月13日(月)13:30。

私は、この裁判が始まる前の被告の態度に少々疑問を感じた。
見た目は痴漢などするような人ではなさそうだ。
小柄で気弱そうな初老という感じだが、私は、見逃さなかった。
被告が入ってくる際、ズボンのポケットに手をつっこんで入ってきたのだ。
反省の態度なんてまるで無いかのように。
誰もまだ傍聴人も書記官や検察もいないと思ったのだろう。
慌ててポケットから手を出したのを見逃さなかった。
そういう態度も見透かして心から反省していないのと、これだけ卑劣な行為
をしたにもかかわらず全て本人と妻だけで都合のいいように解決しようと
していることを裁判長と検察に責められたのだろう。

それにしても、ここのところ痴漢の犯人の高齢化が進んでいるらしい。
不思議な現象だ。ぜひ厳罰を希望する。

判決が出ました。1年4ヶ月の実刑。執行猶予なし。
初犯ながら猶予が付かなかった理由として裁判長は、病弱な妻では
やはり被告を監視するのは不可。
又、18歳の女子高校生に多大な被害を与え、被害者や被害者の両親
にも多大な精神的苦痛を与えた。
しかしながら被告は、自身の娘さんや親戚には絶対知られたくないと
いう身勝手な発言と同情を引こうとするような証言台での偽りの行動。
また、わいせつ行為も大胆且つ計画的な犯行によるもので被告に
情状酌量の余地は全く見当たらない。
よって被告には施設内(刑務所)での更正教育が必要と判断した。
と述べた。


私の個人的意見としては最低限納得できた。
これで執行猶予などがつけば被告には正直何も被害はない。
これほど卑劣な痴漢行為をしても本人と妻のみ実刑の事実を認識するだけで
あとはまじめに暮らせばそれで終わりとなればこの先もっと痴漢は増えるで
あろう。
被害者の母親らしき人が傍聴に来ていた。
この判決に対してどのような感情を抱いたのだろうか。
判決が出た直後、裁判長の方をまっすぐ見ていた被告はうなだれた。
被告の弁護士も一瞬、裁判長の方を見上げた。
恐らく執行猶予がつくと思っていたのだろう。

「⑪窃盗」
久々に裁判傍聴へ行ってきました。
目的は三田佳子の次男の裁判でした。
しかし、抽選に当たるわけもなく・・・・。
仕方なく、当日の刑事裁判表を見ましたが、やけに窃盗が多い。
東京地裁によく傍聴に来られている人と知り合いになり、その方が
たまたまいらしたので、その人にくっついて、ある窃盗の裁判を傍聴
しました。
開廷前にその知り合いの方(Mさん)が言いました。
”この裁判の被告って4年連続窃盗で捕まってるんですよ。しかも
決まって秋から冬にかけてなんです。どういうことかわかります?”と。
私も大体想像がついたので、”わざとですか?寒さしのぎとか?”と
答えるとMさんは、”その通りです。窃盗いわゆる万引きは常習でも
懲役は2ヶ月から長い人で2年。1年以上の実刑の人はわざとじゃない
ので店員に暴力を振るった人たちです。
しかし、今日のような被告は毎回場所を変えて捕まるまで万引きをし、
捕まればおとなしく服役するんです。
ですから10月~12月頃にわざと万引きをして留置所に入り、刑が
確定後、2ヶ月~半年間刑務所です。
そうすると、寒さにも食にも困らず、春から夏にはしばらく自由の身と
なり暖かい環境で日雇い等で生活し、そしてまた寒くなると窃盗を
する。もう生活習慣なんですよ。”と言ってきた。

私はもうひとつ疑問をぶつけてみた。
”何でこの時期の窃盗事件の被告は50歳以上が殆どなんですか?
若者でもプー太郎はいますよね?”と。
するとMさんはこう答えた。
”あくまでも推測ですが、若い人には頼る親や祖父母や友人がいます。
それにホームレス状態を経験してないから刑務所に入る事、つまり自由
がなくなる事が一番怖いんです。
だから以外に少ないし、見つからないよう手口が巧妙なんです。
そして何より目的は物であり寒さや飢えしのぎではないので慎重
なんですよ”と答えた。

更にMさんは、
”若者よりも40代後半以上の女性の万引きが非常に増えてますね。
手口は巧妙、捕まったら土下座やウソ泣きしたり、開き直ったりと
まあひどいもんですよ。
しかも決まって裁判では女の武器の泣きの一点勝負ですからね。
証人として証言台に立った夫たちが可哀想ですよ。”
と言った。

この日は、裁判傍聴というより、窃盗という罪の実態を知った日で
ありました。

結局、この手の裁判は第一回公判であっさり刑が確定する。
この4年連続の62歳の被告男性は懲役5ヶ月となった。
予定では7月出所だが、刑務所も余裕がないようで、このような
短期間の服役囚に対しても模範囚ならば3ヶ月で仮出所させる
場合もあるという。



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